リカちゃんの歴史初代から最新モデルまでの顔やボディの変化は？

リカちゃんは日本では知らない人はいないほど有名な着せ替え人形です。
これまで50年以上の歴史を持ち、何度か変更を繰り返しながら現在でも多くの子どもに親しまれています。
これだけ長い歴史を持つリカちゃん人形ですので、初期のものと比べると現在のものは大きく変わっている部分もあります。
今回はそんな顔やボディの変化を追ってみましょう。

■リカちゃんの歴史

リカちゃんは本名を香山リカと名付けられている着せ替え人形です。
「本当に日本の女の子が喜ぶ人形を作りたい」という思いで、1967年に現在のタカラトミーから発売されました。
ちなみにリカちゃんの誕生日は5月3日となっています。
当時はバービー人形などの海外製のものが人気でしたが、リカちゃん発売の2年後には日本での売り上げはリカちゃんのほうが上回るほどになりました。
その後、売り上げが低迷する時期も何度かありましたが、そんな時期を経て、現在でも日本では高い知名度を誇っています。

■リカちゃんの顔やボディの変化

◯初代リカちゃん

初代リカちゃんが発売されたのは1967年です。
髪型はよく見るストレートのロングヘアーではなく、昭和に流行したようなリボン付きカール、三つ編みおさげ、ツーテールカール、横に後毛のあるアップヘアの4種類。
ボディはおへそが付いており、腰のジョイントは初期ロットにはなく、途中から追加されました。
そういう意味では、腰のジョイントがないものはよりレアだと言えるでしょう。

目は現行のリカちゃんよりもつり目になっている感じで、瞳に描かれている星は一つになっています。
この初代をベースに「ピチピチリカちゃん」「クロンボリカちゃん」などが発売されました。
初代のリカちゃんは何度か復刻版も発売されています。

▼リカちゃんキャッスル　復刻版初代リカちゃん(1)

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▼リカちゃんキャッスル　復刻版初代リカちゃん(2)

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2代目リカちゃん

2代目リカちゃんは1972年に発売され、「ニューリカちゃん」とも呼ばれています。
髪型は初代と似た外巻きのカールでブルネットの真ん中分け。
付属している白バラのヘアピンで髪をアレンジすることもできました。
目は星が白2つ薄茶色1つの合計3つに変更になり、顔は少しふっくらして全体的に柔らかく、かわいらしい印象になりました。
ボディは初期ロットで足に指があります。
靴の裏にはマグネットが取り付けられているのも特徴で、おでかけスタンドに乗せることでリカちゃんを動かすことも可能でした。

1998年には大人のリカちゃんという設定で、2代目リカちゃんをベースにした「レディリカ」も発売されています。
1970年にもレディリカという人形は発売されていますが、これは普通のリカちゃんとは全く別の設定の人形になります。
2代目も初代と同じく復刻版が販売されたことがあります。

▼タカラリカちゃん 35周年記念復刻2代目リカちゃんバトンガール

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◯3代目リカちゃん

1982年には3代目リカちゃんが発売されました。
2代目と比べてボディがスリムになり、顔も少し小さくなりました。
目も小さくなり、唇が厚く微笑んでいるような表情になって、かなり現行のモデルに近づいたといえます。
髪型はこれまでと同じカールヘアーに加え、よく知られているストレートロングになり、金髪も加わりました。
ストレートが追加されたことでカットしてアレンジ可能になり、ピアスも付いてよりかわいくなったのも特徴です。

◯4代目リカちゃん

4代目のリカちゃんが発売されたのは1987年のことです。
そして驚くべきことに、現在の他のリカちゃんモデルはこの4代目をベースに作られています。
30年以上前から変わっていないなんて、よほど自信作ということなのかもしれません。
3代目からの変更点は、ぱっと見ではあまり違いがないように見えるかもしれませんが、ボディは大きく異なっています。

身長が1センチ伸び、全体的にボディが大きくなりました。
そのため、3代目の服や靴を4代目に着せようとすると、きつすぎて入らないということが起こります。
4代目の中でも初期のものと最近のものを比べると形は変化しており、4代目が現行モデルとはいっても細かい変更は行われているようです。
これまで、さまざまなバリエーションのリカちゃんが販売されています。

▼ゆめいろリカちゃんカラフルチェンジデラックス

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▼リカちゃん #Licca #エモキャット

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▼リカちゃん LD-16 VERYコラボコーディネートリカちゃん

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◯5代目リカちゃん

タカラトミーのホームページには4代目までのリカちゃんしか紹介されていませんが、実は1992年に5代目のリカちゃんも発売されていました。
「ピンキーピンクリカちゃん」という名前でリカちゃん生誕25周年記念ということで製作されました。
ただしこれは1年間のみの発売でした。一番の特徴は笑顔の表情だといえるでしょう。
これまでのリカちゃんはどちらかというと無表情に近く、それがリカちゃんらしいともいえましたが、5代目のこの変更は、また違った印象を与えるものとなりました。
そのためか、売り上げはあまり芳しくなかったとされています。

■まとめ

ほとんどの人は、3代目や4代目のリカちゃんの顔に馴染みがあるのではないかと思います。
ですが、初代や2代目のリカちゃんもそれぞれに特徴があり、可愛らしい人形になっています。
これを機に昔のモデルもチェックしてコレクションしてみるのもいいかもしれませんよ。